アオバが薦める「SOD様作用食品」は?

健康的な食事の例

世の中には「抗酸化」を謳い文句にした食品やサプリメントがたくさん出回っていますが、「遠赤外線による低温焙煎」「こうじ菌による発酵」「焙煎ゴマ油による油剤化」の3つが、アオバが薦める「SOD様作用食品」のキーワードです。

アトピー性皮膚炎と活性酸素

さて、ここからはこれからの季節にもう一つ気になる肌トラブル、アトピー性皮膚炎についてです。ご自身だけでなく、とくにお子様のアトピーなどでお悩みの方に少しでも正しい情報を受け取って、改善のヒントにしていただきたいです。様々な病気の原因になる活性酸素とこれを取り除く抗酸化物質の研究の第一人者である、丹羽耕三医学博士は、今から25年ほど前、アトピーの名医としてテレビ・新聞・雑誌などによく登場されていました。高知県にある丹羽博士の土佐清水病院には大勢の患者さんが訪れ、アトピーの治療を受け、入院したときとは別人のようにきれいになって、笑顔で退院されていきました。以前の記事で紹介した花粉症に続き、アトピー性皮膚炎もまたアレルギー系疾患の一つで、炎症が鼻粘膜ではなく皮膚に現れたものです。アトピーというのは「ATOPS」が語源の、アレルギー性皮膚疾患のことです。皮膚のバリア層である角質層が乾燥し炎症を引き起こし、そこにアレルゲンである、ダニやほこり、化学物質侵入して益々症状を悪化させてしまうということを繰り返します。原因がわからないと書きましたが、前述した丹羽博士によりますと、活性酸素が原因とのこと。最大のアトピー重症化の要因は、環境汚染による活性酸素量の増大で、昔は乳児・幼児の皮膚疾患だったアトピーを、成人型重症化に導いたと述べています。一方、日本人の食事の内容が変わってきたこともアトピー患者の増加・重症化の要因としてあげています。ちなみに丹羽博士によるアトピー患者さん向けの食事の指導を以下に揚げておきます。

丹羽アトピー療法で食べてはいけないもの

  • コーヒ・ココア・チョコレート・ナッツ類(紅茶は可)
  • お菓子は少しなら良い(ポテトチップス・スナック菓子はダメ)
  • 肉類(牛肉・豚肉・鶏肉一切ダメ)
  • 牛乳・バター・チーズ・ヨーグルト等の乳製品やマーガリン ラーメン・ピザ・カレー(シーフードカレー・野菜カレーも不可。市販のカレールーには油分が多く含まれているため)
  • マヨネーズは少しなら可
  • 餅・ワラビ・たけのこにはヒスタミンを発生させる物質が含まれているので ダメ
  • ウナギは、魚の中で唯一ダメ

背の青い魚(サンマ・鯖・鰯類)は、新鮮なものを調理してすぐに食べるなら可。これらには不飽和脂肪酸、オメガ3と言われる脂肪酸が多く含まれているが、非常に参加されやすい油のため、鮮度が大切。干物や、調理済みのお惣菜(煮たり焼いたりした物)で時間のたった物はたべてはダメ。

食べてよいたんぱく質

  • 白身の魚・小魚
  • 貝類(特にその汁)・カニ・エビ
  • 玉子(有精卵)
  • 植物性の油(ごま油・オリーブ油など)は炒める程度なら良い
  • 揚げ物は油を多く使うので食べない方が良い
  • 動物性のラードを使った揚げ物や、チャーハンは特にダメ
  • 野菜、果物はたくさん食べてよい

以上が丹羽博士の食事指導の内容ですがいかがでしょうか。この食事指導はアトピー性皮膚炎に限らず、アレルギー疾患全般や自己免疫疾患全般に共通するものです。又、最近の学説としてオメガ6の脂肪酸と言われる高リノール酸食用油や、これを原料とした食品を多く食べることで、アトピーを悪化させているということも言われるようになりました。丹羽博士説と合致するものです。食事に必要な油ならオメガ3の油をおすすめします。亜麻仁油、えごま油、チアシードオイルなどに多く含まれます。紫外線の強い季節には、紫外線でアトピー症状が悪化することがあります。汗やほこりなどをシャワーでこまめに洗い流すようにしましょう。アトピー性皮膚炎は前述したとおり、活性酸素産生が悪化要因ですから、活性酸素対策も重要です。睡眠不足・過労・ストレスを避けることが、成人型のアトピー対策のもっとも重要な要素かも知れません。前述の食事療法と、SOD様作用物質、抗ヒスタミン作用のあるルイボスティーのエキスを召し上がることもお忘れなく。