寒くなると体で何がおきるの?

コーヒーの入ったコップを持っている人

毎年同じようなことをお伝えしながら、アオバは今年36年目の冬を迎えています。私自身の人生と重ねると、なんとその半分以上をアオバで過ごしたことになります。アオバスタート時は、気候変動が今ほど問題にはされていませんでしたが、この数年、明らかに地球環境が変化してきました。四季のある国日本から、春と秋が消えてしまうのではないかと、のんびり屋の私でも危惧しているこの頃です。

今回の記事では、寒さによる体の変化やその対処法、そして寒さにも負けない体を作る「食」について、お伝えさせていただきます。

寒さによる体の変化や対処法

寒さが体に与える影響

  • 18℃未満…血圧上昇、循環器疾患の恐れ
  • 16℃未満…呼吸器系疾患に対する抵抗力低下
  • 5℃未満…低体温症を起こす危険性

寒さが体に与えるメリット

ダイエット効果が上がる

寒さに対応するため、褐色脂肪細胞による脂肪燃焼作用がアップ

怪我が治りやすい

打撲や捻挫などのアイシング作用により炎症や痛みが軽減

寒さが体に与えるデメリット

  • 自律神経の不調
  • 免疫力の低下
  • 肌や粘膜の乾燥

冬バテ?冬に起きる自律神経失調症

冬バテの主な症状

  • 倦怠感
  • 肩こり
  • 頭痛
  • 不眠
  • めまい
  • 便秘
  • 下痢
  • 気分の落ち込み

冬の自律神経を整えるためにできること

体内時計を整える

朝に太陽の光を浴びると、体内時計がリセットされます。そして体内時計は、脳だけでなく、内臓や筋肉にも存在しています。そして、体内時計のズレが大きくなるほど、自律神経も乱れます。朝食が大切なのは、朝食を食べると胃腸が働き、体内時計が同調するからだと言われています。

適度な運動

運動には、自律神経を整える働きがあるため、毎日の運動習慣が大切です。下記のリズム運動などによってセロトニンが生成されます。

  • 腕振り体操
  • スロー階段上り
  • インターバル速歩

首・手首・足首を温める

マフラーや手袋、レッグウォーマーを活用しましょう。

かじかんだ体を温める「食」について

私たちのカラダは、およそ60兆個・260種類の様々な細胞で構成されています。好中球という白血球は、せいぜい2日から3日、腸の粘膜細胞は、1日から2日程度しか生きていません。正常細胞は、それぞれの寿命が来ると、アポトーシスという自殺を起こして、新しい細胞と入れ替わるのです。毎日およそ4,000〜5,000億個の細胞が死に、ほぼ同数の細胞が生まれていて、数年もすれば大部分の細胞が入れ替わります。私たちのからだでは、日々大量の細胞が作られていて、その材料となるのは、私たちが日々食べているものです。あら大変!何を食べるのか責任重大です。そしてもっと大切なのは、「どう食べるのか?」なのです。

どう食べるのか?

  • 五感の刺激(準備体操)…イマジネーション
  • 咀嚼…箸を置いてよく噛む
  • 胃酸の分泌…ながら食べをしない(スマホ・TV・仕事しながらetc.)
  • 消化液の分泌
  • 腸内環境を整える…冷やさない、発酵食品や食物繊維を摂る

体を温める食べ物

  • 寒い地域で育つもの
  • 土の下で育つもの(根菜・レンコン・芋類)
  • 発酵しているもの
  • 暖色の野菜や果物(ビタミンCやビタミンEが豊富なもの)