和食のイメージ写真

食事は腸内細菌にとって大切なエサ

食事をエサと言うと少し語弊がありますが、100兆個の腸内細菌を私たちは誰もが飼っています。もし偏った食生活が続き、腸内細菌が大好物な食物繊維が不足すると、それをエサにしている細菌たちが減ってしまいます。食物繊維と言えば、野菜などに多く含まれていて、便通を良くする効果があるという話は皆さんご存知です。ところが、野菜が何故必要なのか分かっていても、なかなか実践出来ないのが現実です。そこで「食物繊維は腸内フローラ細菌のエサ」だと知り、その腸内細菌たちが私たちの中で大切な働きをしてくれている事を考えると、野菜を食べるのが楽しくなる事に気が付いたのです。皆さんも、野菜を食べる時は、お腹の中の細菌たちが喜ぶ様子を思い浮かべてみては、いかがでしょうか?

腸内細菌と共に歩んできた「昔ながら」の食生活

2013年に、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されました。健康に良い食事の代表として、和食は世界でも大ブーム。和食が何故健康に良いのかは分かりますが、日本人に良いのは、私たちのお腹の中にいるのが“和食を食べて生きてきた腸内細菌”だからこそです。それ故に、今の食生活の在り方一つで、先祖と腸内細菌が共に築き上げてきた「成果」を台無しにしてしまう可能性もあるという事を、肝に銘じておかなければなりません。和食は、長い歴史の中で積み重ねられてきたものなのです。

自然が長く続く秘訣は「多様性」にある

自然には、多種多様の生き物が住んでいます。それぞれの生き物は、自分勝手に生きているだけだとしても、生態系全体を見ると役割を担っています。植物は、太陽の光を浴びて成長し、草食動物のエサになります。草食動物は、肉食動物のエサとなり、動物たちのフンは植物の肥料となります。昆虫たちは、花の蜜をもらって花粉を運び、鳥は種を運びます。もし、一つの役割を一種類の生き物だけが担っていたとしたら、その生き物が何らかの理由で激減した時に、大変な事となってしまいます。しかし、たくさんの種で構成されていたら、変化は少なくなります。
これを「食べ物」に置き換えて考えるとしたら、テレビ番組で紹介された後の大騒ぎが、とても良い例です。この世の中には「これさえあれば大丈夫!」という食べ物はありません。理想は「繊維質を含んだ食べ物をバランス良く摂る」という事が一番ですが、忙しい日常の中で思うように実行できないという人は、食物繊維成分が配合された健康食品やサプリメントを試してみてはいかがでしょうか。

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