「毎日の生活に支障のない身体」というのは、「何にでも挑戦しやすい状態にある」ということです。当然のことながら、不安を抱えていたり、何をするにもすぐ疲労してしまう身体では、「何かに挑戦しよう」とする気持ちをもつ機会が少なくなります。「身体と心は一つ」です。精神的に前向きだと、人の身体は免疫力を上げ、それだけで身体が自動的に健康な方に向いていきます。今回はお二人の男性の前向きさをドクターセルフチェックから解析いたします。
根っからのまつり好きは、威勢がよい若い担ぎ手をまとめることに精を出す
自前の神輿を作り、趣味で神田祭りへ持っていき、交流をはかっている野口さんは、祭礼のほかにスポーツや企業のイベントの景気づけに神輿を担ぎます。その回数は年間20~25ほどで、外務省からの依頼でドイツで神輿を担いだこともあるそうです。 Dr.セルフチェックをはじめたのは、昨年の10月がはじめで、次は2月。そして6月と約4ヶ月おきに検査をしています。きっかけはアオバ主催の小林常雄先生の講演会。出席したその日に思うところがあって検査を受けることにしたと言います。ダイエットはダラダラとやっても結果が出ないので、確実に1ヶ月に1㎏を減量しようと、箸置きにあわせ少しづつ食事量を減らす。その結果、85㎏が75㎏に減量、長年続いた140の血圧は120に下がったと言います。プチ断食ですが、毎月実施日を決めたこと。箸置きでよく咀嚼するようになったことが、この結果に結びついたそうです。箸をときどき置きながらゆっくり咀嚼していると、次第に味覚に対する感覚が変わってきて、普通だと思っていたおかずの味が辛く感じるようになったことが新発見。いまでは納豆に醤油をかけなくても食べられるようになったと、箸置き効果に野口さんが一番驚いていました。 今まではアオバへの道のりがキツく、護国寺駅から地上へ出る階段、そして大塚警察からの坂。さらにビルの1Fからの階段と幾多のハードルを越えるのが大変。今は息があがることがなくなったという野口さんですが、根っからの甘党だそうです。
目標があるから張り合いが生まれる
2月の体型崩壊指数は低く、合格ラインにはほど遠かったのですが、4ヶ月後の測定データでは内臓脂肪量レベルをのぞき、体脂肪レベル、基礎代謝レベルといずれも15%ほどアップしてきています。この数値が上がることで高血圧、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、痛風などの病気になる確率が減少します。