環境に適合するために進化を遂げてきたルイボス

ルイボスティーのイメージ写真

厳しい環境で命をながらえるルイボスの生命力にあやかりたい。遥か昔から、現地の人たちはルイボスの活性力に目を見張り、「不老長寿」の飲み物、病を治す奇跡のお茶として、珍重してきました。セダルバーグ山脈地帯以外では自生することもできないということも、さらなる神秘性を生んできました。

活性酸素をなくしてしまう植物の智恵

太陽の光を利用し光合成を行う植物の営みでは、真夏の強烈な太陽の光を光合成に利用できるのは、ほぼ1/3。残りは有害な活性酸素に変化するとされています。農薬の除草剤はわざと活性酸素を発生させて雑草を枯らすほど、生命体にとって招かざる敵であることを示しています。太陽の紫外線から発生する活性酸素で枯れてしまわないよう、植物はSOD酵素などで自らを防御しています。ほかにも栄養分とともにフラボノイドやミネラルなどの抗酸化成分を、植物は体内に溜め込んでいます。ルイボスの抗酸化力は緑茶やウーロン茶の数十倍といわれ、フラボノイドは100g中約38㎎も含まれています。※フラボノイドは植物に含まれている色素成分。活性酸素の働きを抑制し、ガンや動脈硬化を防ぎます。さらに毛細血管を丈夫にし、血流をよくするなど大切な働きがあります。またアトピーやアレルギーの原因になるヒスタミン物質の作用を抑える力があることでも知られています。

親和性の高い、効果や作用をもつルイボスは貴重なオーガニック資源

全世界の「茶」の総生産量のわずか1%にも満たないルイボスは希少価値の高い植物で、セダルバーグ山脈地帯でのみ、無農薬で栽培されています。ルイボスは有効成分を濃縮した粉末タイプとティーバッグの煮出しタイプがあり、お茶としてお楽しみいただけます。日本茶と同じように等級があり、アオバでは最上級の茶葉「スーパーグレード」を使用しています(南アフリカ政府が管理・品質保証をし、茶の部位や色、香りや味によって選別されます)。